冬の味覚の王様、ズワイガニ。プリプリの身と濃厚な旨味は、一度食べたら忘れられない美味しさですよね。
でも、せっかく手に入れた上質なカニは、茹で方ひとつで味わいが大きく変わってしまうことをご存知ですか?
実は、ズワイガニを最高の状態で味わうには、カニの選び方から下準備、塩加減、茹で時間など押さえておきたいポイントがいくつかあります。
この記事では、初めての方でも失敗しないように、新鮮なズワイガニの見分け方から下処理の方法、美味しく茹でる具体的な手順まで丁寧に解説していきます。
INDEX
茹でる前に知っておきたい:ズワイガニの選び方と下準備
新鮮なズワイガニを見分ける方法として準備の手順を見ていきましょう。
鮮度が決め手|新鮮なズワイガニを選ぶチェックポイント
ズワイガニのおいしさを左右する最大のポイントは、やはり鮮度です。新鮮なズワイガニは、茹でた時に身の甘みが引き立ち、食感も各段によくなります。
ズワイガニの部位ごとに鮮度を見極めるチェックポイントを以下の表でまとめています。
| ズワイガニ部位 | チェックポイント |
|---|---|
| カニ全体の色 | ・全体の色が黒ずんでいるズワイガニは、鮮度が落ちている可能性がある |
| お腹側の殻の色 | ・身がしっかり詰まっているカニは白っぽく、身入りが少ない個体は黒っぽく見える傾向がある |
| 甲羅についたカニビル |
・カニビルが付いているズワイガニは、前回の脱皮からある程度時間が経った個体で身がしっかり詰まっている傾向がある ※カニビルとはカニに付着するヒルの一種、魚の体液を吸って寄生する虫で甲羅に産卵して寄生する ・蚊のように魚の体液を吸うものの人体やカニに影響はない |
| 脚の形・大きさ |
・ズワイガニは成長過程で10回以上の脱皮を繰り返すため、最終脱皮を終えハサミが大きく発達している個体は、身が詰まっている可能性が高い ・5対10本の脚が左右に大きく広がり、バランスよく見える個体は成長している証拠 |
| 甲羅の硬さ | 甲羅がしっかり硬いものは、脱皮から時間が経っており身が詰まっている可能性が高い |
身入りのよさは見た目の大きさだけでなく、重量感があるかどうかも重要なポイントです。手に持ったときにずっしりと重みを感じるズワイガニは、身がしっかり詰まっている状態といえます。
これらのポイントを押さえて、新鮮かつ身入りのよい美味しいズワイガニを選びましょう。
【活・生・冷凍】旨みを引き出す下準備
ズワイガニは主に「活(生きたまま)」「生(冷蔵)」「生冷凍」の3つの販売形態があり、それぞれの状態に合わせた下準備が欠かせません。適切な下準備をおこなわないまま茹でてしまうと、生臭さが残り旨味が流れ出てしまうこともあります。
ここでは、活・生・生冷凍の下準備の方法をわかりやすく解説します。
| 販売形態別 | 下準備 |
|---|---|
| 活の場合 |
茹でる前に、ズワイガニを真水につけて活け締めする 10~15分ほどで、カニの口や脚の動きが止まってくる 必ず甲羅を下にしてカニ味噌が流れ出るのを防ぐ |
| 生の場合 |
生のズワイガニは水揚げ後に加熱処理をせずそのまま発送されるが、生きた状態ではない 活け締めなどの下準備は不要 |
| 生冷凍の場合 | 流水で表面についている氷の膜を取り除き、常温(20~25℃)で20分前後、自然解凍する |
生冷凍のズワイガニは解凍後に長時間放置すると、タンパク質が酸化して黒く変色する場合があります。そのため、食べきれる分だけを解凍し、解凍後はできるだけ早めに調理しましょう。
また、急いで解凍する場合でも、熱湯をかけたり電子レンジで解凍したりするのは避けてください。一度解凍したカニは再冷凍せず、品質が落ちないうちに食べきるのが基本です。
下処理が面倒な方は、ボイルしたカニを冷凍した「ボイル冷凍」がおすすめです。ボイル冷凍の場合は、冷蔵庫で約1日かけてゆっくり解凍します。
急ぎの場合は、水道水で流水解凍も可能です。解凍後は茹で直す必要がなく、そのまま食べられるため、手軽にズワイガニを楽しめます。
「かにと。」では、生冷凍・ボイル冷凍・ボイル甲羅盛りなど、用途やシーンに合わせて選べる多彩なズワイガニをラインナップしています。
【ズワイガニ】茹で方の手順を5ステップで解説
茹でる際に必要なものと、茹で方の手順をわかりやすく解説します。
ズワイガニを茹でるときに必要なもの
ズワイガニを茹でる際は、以下のものを用意しましょう。
- ズワイガニ:1杯
- 湯:3L
- 塩:90g
- 水:約3L
- 塩:90g
- 氷:適量
- たわし
- 落し蓋または蓋
ズワイガニが1杯入る大きめの鍋を用意しましょう。カニに付着している汚れを落とすため、たわしがあると便利です。
塩の種類は、天然塩でも精製塩でも問題ありません。重要なのは塩の濃度です。茹でる際の塩加減は海水程度が目安とされており、水の量に対して3〜4%の濃度が適切です。
例えば、水1リットルに対して塩30〜40gの濃度にすると、カニ身が引き締まり、旨みがしっかりと凝縮されます。
次に、ご家庭でも失敗しにくいズワイガニの茹で方の手順を5ステップで解説します。
- 表面についた汚れをたわしで落とす
- 鍋に水を入れて火にかける
- 沸騰したら塩を加える
- 甲羅を下にしてカニを茹でる
- 氷水に5分ほど漬ける
ステップ①表面についた汚れをたわしで落とす
ズワイガニの表面には「腸炎ビブリオ菌」と呼ばれる細菌が付着している可能性があり、食中毒の原因となります。表面についた汚れは、たわしでしっかり落とします。
ただし、強く洗いすぎると脚が取れたり、旨みが逃げ出したりする可能性があるので、気をつけましょう。また、甲羅についた黒いカニビルも取り除いておくと安心です。
ステップ②鍋に水を入れて火にかける
カニが丸ごと入る大きな鍋を用意し、カニが完全に水に浸かる量の水を入れ火にかけます。
ステップ③沸騰したら塩を加える
カニを茹でる際は、塩を加えるタイミングが重要です。鍋の水がしっかり沸騰してから塩を入れると塩が溶けやすく均一に水に行き渡ります。
塩を入れすぎると塩辛くなるので、適量を守りましょう。
ステップ④甲羅を下にしてカニを茹でる
鍋にカニを入れる際は、甲羅を下に向けて入れるのがポイントです。甲羅を上に向けて茹でると、味噌が流れ出てしまい、全体の味が落ちるため注意が必要です。
カニを入れたら、鍋に蓋をして中火で茹で上げます。途中でカニが浮いてきた場合は、落し蓋でしっかり湯に浸かるようにしてください。
カニの茹で時間は、大きさによって異なります。
| ズワイガニの大きさ | 茹で時間の目安※沸騰後 |
|---|---|
| 300~500g | 15分間 |
| 600g~700g | 18分間 |
| 800g~1kg | 20分間 |
上記の時間を目安に茹でると、殻から身が剥がれやすくなります。茹で時間が長すぎると身がパサパサになり、逆に短すぎると火が通らず、食中毒の危険性もあります。
茹で時間は、カニを入れて再沸騰し始めた時点から測りましょう。
ステップ⑤氷水に5分ほど漬ける
茹で上がったズワイガニは、氷水に5分ほど漬けて身を引き締めます。茹でたあとすぐに氷水に入れることで、余熱による過剰な加熱を防ぎます。
氷水に漬けたあとは、再度水洗いをしてアクを取り除きましょう。
茹でたズワイガニの保存方法・ゆで汁活用術
茹でたズワイガニの保存方法や、ゆで汁活用術をご紹介します。
茹でたズワイガニは冷蔵・冷凍で保存
茹でたズワイガニは、正しい方法で保存すれば数日間おいしく楽しめます。粗熱を取ったカニは、ラップや新聞紙で包み、さらにビニール袋に入れて空気をしっかり抜いて保存します。
冷蔵・冷凍の保存目安は、以下のとおりです。
| 保存方法 | 保存期間の目安 |
|---|---|
| 冷蔵保存 | 1~2日程度 |
| 冷凍保存 | 3~4日程度 |
家庭用の冷凍庫は温度管理が難しいため、1週間以内に食べ切りましょう。また、茹でガニは身を殻から外して保存すると、そのまま料理に使えて便利です。
最後まで美味しくいただくゆで汁活用術
ズワイガニを茹でたあとのゆで汁には、カニの旨みがたっぷり溶け出しています。鍋に入れる前にカニをしっかり水洗いをしておくと、ゆで汁の再利用が可能です。
ゆで汁活用のおすすめメニューは、次のとおりです。
- カニ雑炊
- カニ味噌汁
- カニ出汁パスタ
- カニ炒飯
- カニ出汁鍋
味噌汁や出汁鍋などの汁物だけでなく、お出汁を活用してパスタや炒飯に加えることで、和洋問わず幅広い料理に活用できます。ただし、ゆで汁は日持ちしないため、できるだけ早めに調理しましょう。
ズワイガニを茹でるときのよくある質問とトラブル対処法
ズワイガニを茹でる際によくある疑問や失敗しやすいポイントについて、対処法をQ&A形式で分かりやすく解説します。
Q. 大きな鍋がない場合はどうしたらいいですか?
A.大きな鍋がない場合は、大きめのフライパンや中華鍋でも代用できます。それでも難しい場合は、脚の関節部分を切ってサイズ調整してから茹でる方法もあります。
Q.ズワイガニは水から?それともお湯から茹でるべき?
A.ズワイガニは「湯を沸騰させてから茹でる」方法が一般的です。水から茹でると加熱に時間がかかり、なかまで十分に火が通らず、細菌による食中毒のリスクが高まります。
Q.茹でたら身がパサパサになりました。原因は?
A. 茹ですぎが主な原因です。ズワイガニは加熱しすぎると水分が抜け、身が硬くなります。再沸騰後は中火にし、サイズに応じた時間を守りましょう。
Q.塩辛くなってしまいました。どうすればいい?
A.塩分濃度が高すぎた可能性があります。ズワイガニを茹でる際は、海水程度(約3%)を目安にしましょう。
また、冷凍カニは鮮度や味を保つため、塩水を用いて冷凍する場合があります。調理前にぬるま湯に5~15分ほど浸して塩抜きをすると、塩辛さを抑えられます。
Q. 茹でたのに生臭さが残ります
A. 鮮度が落ちている、または下処理不足が考えられます。鮮度の高いズワイガニを選び、茹でる前に軽く流水で汚れを落としてから茹でましょう。
Q. 茹でても殻の色がきれいな赤になりません
A. 加熱が足りない可能性があります。カニの殻は、加熱によって「アスタキサンチン」という赤い色素が表に出ることで鮮やかな赤色になります。
生の状態では色素がタンパク質と結びついており、暗く見えますが、火の通りが不十分だと色素が十分に発色しません。なお、カニの個体差や茹で方によっても、赤色の出方に違いが出る場合があります。
茹で方に不安がある方は「かにと。」のボイルガニがおすすめ
ズワイガニの茹で方の手順を解説しました。塩加減や茹で時間などのポイントを押さえれば、ズワイガニは自宅でも美味しく茹でられます。
ぜひコツを活かして、旬のズワイガニを存分に楽しんでください。
自宅に大きな鍋がない、塩分量やゆで時間を調整するのが難しいと感じる方には「かにと。」が提供するボイルズワイガニがおすすめです。
「かにと。」では、シーンに合わせて選べるさまざまなボイルズワイガニをラインナップしています。
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解凍するだけで茹でたてのようなズワイガニの味わいを手軽に楽しめるため、調理に不安がある方や忙しい方にもおすすめです。